二軸押出機によるバッチプロセスの連続化

 二軸押出機は主にプラスチックスのコンパウンド用途として開発され、プラスチックス製造プロセスの開発及びプロセスの合理化が盛んに行われる中で大きく発展してきました。二軸押出機の持つ高いフレキシビリティーと優れた混練性能により、近年はプラスチックスコンパウンド用途に留まらず、界面活性剤系添加剤の反応・脱揮濃縮プロセスの他、様々な新プロセスへの適用が進んでいます。ここでは、従来のバッチミキサーを用いた製造プロセスとの比較において二軸押出機の特徴を紹介いたします。

二軸押出機の主な特徴

1.高トルク、高剛性

高強度減速機・スクリュ軸により、高トルク化を実現。固体原料や超高粘度原料の処理も可能。

 

2.連続処理

連続式プロセスであるので自動化が行え、高い生産性と低コストが得られる。

 

3.高いフレキシビリティー

シリンダやスクリュ構成、使用する補機の工夫で様々な製造工程のインライン・連続化が可能。様々な種類のスクリュピースがあり、組み合わせによって原料に適したミキシングが実現可能。

 

4.高いセルフクリーニング性

2つのスクリュ軸がお互いを拭き取る作用(セルフクリーニング性)があるため、原料が機内に滞留しにくい。(図1.参照) また、スクリュ、及びシリンダ表面に原料が滞留しないため、滞留や"供回り"が抑制され、流動性の悪い原料においても安定した推進力が得られるため、安定した吐出が得られる。

図1.二軸押出機のセルフクリーニング特性

 

5.高い表面更新特性と脱揮効率

高いセルフクリーニング性と共に表面更新効率を高める特殊スクリュエレメントの採用により、いかなる粘度領域においても高い表面更新効率が得られ、脱揮効率が高い。(図2.参照)

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図2.二軸押出機の表面更新特性

 

6.優れた熱交換特性

各シリンダは独立して加熱冷却が可能。セルフクリーニング性と相まって、幅広い粘度の原料に対し高い熱交換特性を実現。局所的な過熱が起こりにくく、高い生産性が得られる。(図3.参照)

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図3.二軸押出機の原料昇温特性

 

二軸押出機の優れた特性により様々なバッチプロセスを連続化する事が可能です。当社の技術開発センターにはテスト装置を設置しており、性能評価を実施しています。バッチミキサーなど用いた生産でお困りの御客様には、是非実証テストでご確認ください。

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