お知らせ
室蘭製作所にて航空機複合材工場が竣工しました。
2017.12.07
株式会社日本製鋼所(代表取締役社長:宮内直孝、本社:東京都品川区)は、このたび室蘭製作所において、航空機複合材製造ライン新工場の竣工式を執り行いましたのでお知らせいたします。
今後民間航空機を中心に豊富な需要が予測される航空機の構造部材用炭素繊維樹脂複合材製品および金属接着製品の生産を計画しています。
航空機事業への参入は高い技術力と品質管理が要求されますが、当社はこれまでに原子力や防衛の分野で最高水準の品質規格への対応力を培ってきました。また風力発電などの分野では複合材製造の豊富な実績を有しております。
航空機事業には航空・宇宙・防衛関係の品質マネジメントシステムJIS Q9100の認証が必要となりますが、早期の認証取得を目指して準備を進めております。
また顧客認証および複合材や検査における特殊工程(Nadcap)の認証取得の準備を進め、製造に必要な技能習得を鋭意行っております。
これら航空機事業参入準備にあたっては、かねてより産業機器分野でお付き合いのあった新明和工業株式会社殿の航空機部門の方々にご指導とご支援を得て進めてまいりました。
今後、航空機の複合材構造部品サプライヤとして、世界の旺盛な航空機需要に対応すべく、相互協力、発展を目指す所存です。