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広島製作所 ものづくり改革推進室

機械技術グループ

大学時代に工場見学で室蘭製作所を訪問した際に、巨大プレス機を使った鍛造現場を目の当たりにし、その規模感と迫力に圧倒されたことが志望のきっかけに。大小さまざまな製品を扱っていることも魅力に感じ入社。2006年に現在所属している事業の拡大に伴い異動し、現在に至る。

設計チームの管理者として、主にマネジメント面を担当

私が担当しているのは、『Tダイ』という一般包装・液晶・燃料電池などで使われる薄型フィルムをつくる装置の設計業務。見積もりに始まり、仕様の打合せ、図面の設計、工場サイドへの展開を行っています。私は管理者ですので、自分で設計を行うことは少なく、見積もり・仕様策定などを自分で行い、チームメンバーに担当業務を割り振り、案件全体のクオリティ管理を行う業務がメインとなっています。

 

私がいつも心がけているのは、お客様の期待以上のモノをつくることです。なぜなら、「確かに納期通りに完成したけど、今までと比べて進化がないね」と評価されてしまったら、私たちの介在価値がないと思うからです。薄型フィルムの品質は非常にデリケートで、装置の設計が適切でないと、厚みムラが出てしまったり、スジが入ってしまうなど、納得される品質をキープできません。ですから、常により良いモノができるように、必要とあらば何度も検討と打合せを繰り返しています。

チームの技術力をボトムアップさせる取り組みも

もう一つ、チームの管理者として課せられている役割が、技術のボトムアップに向けた取り組みです。私は7名の部下を抱えていますが、当然のことながら各人経験年数が異なるわけで、7名それぞれが同等レベルの技術力ではありません。そのため、多くの経験を積んだベテランや優秀な技術者より、周囲にノウハウを伝承する取り組みが必要になってくるのです。

 

チームでは定期的に勉強会を開いており、各人同士の情報を交換したり、技術ノウハウを共有しあっています。また、当社の技術者には図面を起こす設計力のみならず、営業と共に取引先を訪問し、技術面の交渉を行ったり、自社の技術をPRするなど、対人コミュニケーションスキルも求められます。こうした多角的なスキルを学ぶ勉強会を開くことにより、チーム全体の技術力を高めていくのです。私も日々部下の技術力と向き合うことで、私自身も新たな視野を磨かれている実感があります。

ゆくゆくは日本製鋼所の『Tダイ』を世界一の売上に

私たちが扱っている装置は、すでに多くの競合他社が存在しますが、どこにも負けない製品、お客様の期待を超える製品をつくることで、シェアを拡大させていきたいと思っています。『Tダイ』の受注が増えれば、会社の業績にも大きく貢献できることは確実。目標は大きく、世界一の売上を目指して取り組む気構えでいます。製品拡販のためにやるべきこととしては、工場サイドとの連携をさらに密にする動きも必要ですし、新しい技術にアンテナを張り、素材面や機能面で付加価値をつけるなど、製品面の強化も不可欠になっていくでしょう。

 

私も管理者という立場から、技術者が「もっと勉強したい」「もっと良いモノをつくりたい」と思える環境づくりを行い、部下達を技術者としてひとり立ちさせたいと思っています。その地道な積み重ねが、装置のさらなる拡販、自社の主力製品化につながっていくと信じています。

 

(注)上記は、取材当時(樹脂加工機械部 樹脂加工樹脂設計グループ 所属時)の内容となります。

07:00

起床

08:00

出社

08:30

始業

メールチェックして、当日の業務を確認。
高額案件手配会議(高額手配品の発注コストの妥当性を検証する)

09:00

受注案件の損益予測(進行中の工番の損益を予測する)

12:00

ランチ
社内配達の弁当を食べる。

13:00

グループ内ミーティング(担当業務の進捗報告と情報共有)

14:00

引合案件のコスト精査(見積コストの限界コストを算出する)

15:00

CR会議(各アイテムの進捗確認および今後の方針検討)

17:15

定時(残務整理)

18:30

退社

帰宅後の

過ごし方

家族と夕食、TV等鑑賞など

(※注)上記は、現所属での「ある日のスケジュール」です。

2001年

入社

入社後、室蘭製作所の室蘭研究所に配属。
環境関連の廃棄物処理装置について学ぶ。

2004年

転勤

広島製作所の機械研究所(現 技術開発部)に転勤。
引き続き環境関連の業務に従事する。

2006年

異動

樹脂加工機械部樹脂加工機械設計グループに異動。
フィルム・シート装置のTダイ設計業務を担当。

2019年

異動

ものづくり改革推進室に異動。
フィルム・シート装置全般のCR業務を担当。