お知らせ
新たな研究開発拠点「中央研究所(仮称)」の設置を決定
2025.11.11
株式会社日本製鋼所(本社:東京都品川区,代表取締役社⾧:松尾敏夫)は、創立120周年となる2027年に、新技術・新事業の創出に向けた新たな研究開発拠点を千葉県柏市柏の葉キャンパスエリアに開設することといたしましたのでお知らせいたします。
当社は、1907(明治40)年に優良な「鋼」の製造から事業を開始して以来、戦後に軽量素材として注目され、現代に至るまで飛躍的にその用途を拡大し続ける「プラスチック」の加工機械をいち早く開発するなど、常に社会の要請に応える素材の社会実装に貢献する技術・装置を提供してきた総合機械メーカーです。
現在は、射出成形機や二軸混練押出機等、プラスチックの成形・加工に関わる各種装置を広く世界に供給しているほか、高い信頼性と優れた材料特性を具備した大型鍛鋼品が発電機器の部材として世界の発電所で使用されるなど、豊かで便利な社会の実現に、様々な産業機械と素形材の開発・供給を通じて貢献しております。
当社グループは、中期経営計画JGP2028において、『社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を通じて持続可能で豊かな世界の実現に貢献する』を2033年度に向けたサステナビリティ目標としており、この実現には、現在有するコア技術の深化に留まらず、基盤技術研究による革新技術の創出が欠かせません。このため、広島・横浜・室蘭の各研究所における既存製品に深く関わる研究開発からは離れ、新たな研究開発拠点を設置することといたしました。
柏の葉キャンパスエリアは、先進的な街づくりを進める地域であるとともに、多くのアカデミアやベンチャー、企業等が集積する魅力的な街です。新たな研究開発拠点では、このオープンイノベイティブな環境のもと、自由で斬新な発想や多様な人材を活かせる場を提供することにより、将来の新規事業創出を確かなものにしてまいります。