

PFT(4輪車用燃料タンク、2輪車用燃料タンク)およびフィラーパイプ、汎用タンク等の中型・大型中空成形機を手掛けています。
多様な納入実績を誇り、お客様から高い評価を得ています。
概要
中空成形機の概要
中空成形とは、溶融した熱可塑性樹脂をパイプ状にしたパリソンに、空気を吹き込んで膨らませ、冷却後に取り出す成形方法です。
従来は、目薬・薬品・化粧品・食品・洗剤等のボトル容器の製造に用いられていましたが、最近ではそのコストパフォーマンスや高剛性・軽量性といった特長が評価され、自動車部品を中心とする各種工業用部品にも応用分野が広がっています。
中空成形のフロー
熱可塑性樹脂の加熱溶融

パリソン(プリフォーム)の成形

圧縮ガスによる密閉金型内での膨張

冷却

成形品の取り出し

押出機構成
良質の成形品を得るためには、まず良いパリソンを成形しなければならず、これを左右する最大の要素は押出機です。
主要な構成部品として、シリンダ-、スクリュ、ホッパ-、減速機、駆動モ-タ-、加熱空冷部があります。

アキュムレータヘッド
押出機内で溶融された樹脂を、成形ショットごとに必要な量だけ溜めて、ピストンにて高速押出してパリソンを形成する装置。

成形機
- 型取板に設置した金型開閉することにより、パリソンを金型で挟み、ブローして成形品を成形するための装置。
- 構成装置仕様としては、成形機架台、型締同期装置、調整架台装置、取出装置(OP)、下ピンチ装置(OP)、EXP装置(OP)、安全扉、ストローク検出装置、移動用レールからなります。

JSW製中空成形機の歴史
当社は1962年に1号機を納入して以来、弛まぬ研究と開発を重ね、国内外に多くの納入実績と豊富な経験を積んで参りました。
JSWの中空成形機はボトル業界、自動車業界をはじめ幅広いお客様のニーズに対し、常に最新の技術でお応えしております。
JSW製中空成形機の特長
- 数ccのボトルから1,000Lクラスのタンクまで、多様なニーズにお応えできるラインアップを取りそろえております。
※2006年に小型中空成形機は、当社グループの(株)タハラに製造を集約しています。 - テスト設備の充実によりご要望に応じた品質を実現します。
- 多層成形等についても豊富な実績を誇ります。