エネルギー
再生可能エネルギー活用推進と、省エネルギー化の実現
2022.06.27
水素は「燃焼しても二酸化炭素を排出しない」「さまざまな資源から製造できる」といったメリットがあり、代替エネルギーとして大きく注目されている存在です。
しかし、水素エネルギーの安定供給には、製造・運搬や貯蔵といったインフラの整備が不可欠です。燃料電池自動車に水素を供給する「水素ステーション」の整備も進められていますが、全国的な普及にはまだ時間がかかると言われています。
水素エネルギーの普及を押し進めるべく、JSWグループでは水素の貯蔵設備を開発・供給しています。「水素ステーション用鋼製蓄圧器(HyST300)」は、世界最高レベルの耐久性を有しながら低コストを実現。全国各地の水素ステーションに設置が進められています。
また、「水素吸蔵合金タンク」は、コンパクトかつ大容量の水素を貯蔵できる水素貯蔵合金(MH)の特徴を活かし、持ち運び可能な小型タンクから、定置用大型タンク&運転システムに至るまで、用途に合わせて提供しています。
フライホイール蓄電システムとは、運動エネルギーを回転エネルギーとして変換し、保存するシステムです。
電気エネルギーを使用して機器内の円盤を回転させることで、電力を運動エネルギーとして変換し、保存。蓄電器から電気エネルギーを取り出したいときは、回転運動から電力エネルギーを得るのが主な仕組みで、リチウムイオン電池よりも充電・放電が高速に行え、かつ長寿なのが特徴です。
フライホイール蓄電システムは、風力や太陽光による自然エネルギー発電システムと組み合わせ、供給する電力の平準化を行う場面などで役立てられています。JSWグループは、このフライホイール蓄電システム用の部材を手掛けることで、再生可能エネルギーをはじめとした電力の利活用を推進しています。
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